2010/05/29

とある知育菓子の変化。

知育菓子というジャンルの菓子を知ってるだろうか?

知育玩具とかいうのと同じで、ちびっこの想像力とか学習力とか、まあそんな感じのものを鍛える方向性の菓子らしい。
ねるねるねるねのような、材料を自分で何かしらの方法で作り上げて食べる、あれ。

以前、店で見つけて、何だか面白そうだったので買った知育菓子。
作る機会がなく、1年くらいそのまま賞味期限まで放置してしまったが、この前、同じ名前で中身がリニューアルされた商品を発見。これは比較しつつ作ってみなければ。

ってことで、2箱まとめて、旦那と手分けしつつ調理(?)開始。

商品名「ポッピンクッキン たのしいおすしやさん」。
右側が古い奴で、左側が新しい奴。
旧版の細巻きと手巻き寿司が、新版ではちらし寿司に。

リニューアルしてバリエーションが減ったのは残念なのだが、それだけではなかった。


旧版の味は、

まぐろ:イチゴ味ゼリー
たまご:バナナ味ゼリー
いくら:オレンジ味つぶゼリー
のり:ミルク味ソフトキャンディ
ごはん:ミルク味グミ


だったのが、



なんと新版では、衝撃の「グレープ味」一色に。
何でだろうか。この不況で、ちまちま味を変えることすらコスト高とかで省略されてしまったのだろうか。
これは子供に「見た目に騙されて味を期待するな」とかそういう教訓じみた感じの知育なんだろうか。もしや、あの「プリンだと思って食べたら茶碗蒸しだった」みたいなショックを回避するための教育なのか。まあいいや。いいのか。


箱を開けると、袋に包まれた菓子材料キットが。右が旧、左が新。
この袋、ごはん部分や海苔部分のサイズ目安が書かれてたりする、作成時用の下敷きになるのだが、旧版は「きれいにあけてね」程度の説明だったのが、袋は割と破れやすく、きれいに開けるのが難しかったのか、新版にはハサミ切り取りマークと点線が付いている。


作り方は、水を入れて混ぜるという、知育菓子の基本形(?)。
水に白粉末入れて混ぜて、ご飯のもと完成。
水に赤粉末入れて混ぜて3分待って、まぐろネタ完成。
水に黄粉末入れて混ぜて3分待って、たまごネタ完成。
これ、入れ物の仕切りサイズが割とギリギリで、大人でも隣にこぼさないで混ぜるのが難しい。オーバーアクションなちびっこには結構高度な技術なのではないかと。


水にオレンジ粉末入れて溶かして、スポイトで水の中にポタポタ落として固めて、いくら完成。
寿司の完成サイズが小さいので、それを考慮したサイズで作らねば、軍艦巻きにいくらが3粒しか載らないとという状況になり得る。ぐいっとスポイトを押したい子供には、なかなかの試練かもしれない。



あとは、型に合わせてごはんグミと海苔用キャンディを整形し、海苔を巻いたり、まぐろネタとたまごネタをカットし、具材をご飯グミにセットして完成。
左が旦那、右がわたし。手先の器用さの違いがこんなところにも。ちくしょー。


食べてみると、ちゃんと旧版はイチゴ味やバナナ味がする。新版はどれも大体同じ味がする。

あと、すごく甘い。子供向けとはいえ甘い。
昔は平気だったんだろうけど、濃いお茶が欲しくなる。味覚が変わったんだろうか。歳だろうか・・・。